Raspberry pi 4の消費電力低減

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発熱が多くてサーバとしては夏を越すのが難しいと考えたRaspberry pi4について、発熱と消費電力の低減ができないかと考え、いろいろやってみた。

電力量を図る機材がないのでCPU温度だけで検証した結果、下のグラフの通り。HDMI出力をoffにするのと、不要なUSBメモリを外すことでそれぞれ1度ほど温度を下げられた。


エアコンを18℃の設定で暖房稼働した環境での結果。赤点線は4回移動平均。

当初CPU温度は 室温との差がおおむね22℃近かったが、20度を切る程度に下げられた。ラズベリーパイの電力量は ほぼすべて熱エネルギーに変換されるので、CPU付近で消費される電力量も20/22程度には抑えられているはず。 (USBメモリが少し離れたCPUの温度にどう影響するかわからないので、ラズベリーパイ全体の消費電力量はCPU温度からは見積もれない)

今回の検証で使った主なコマンド、適用した設定は以下のとおり。

$ sudo tvservice --off # HDMI出力を制御するコマンド。--offで出力を止めてしまう。
# 以下は /boot/config.txt に適用し再起動。
dtoverlay=pi3-disable-wifi # wifi を使用しない設定
dtoverlay=pi3-disable-bt # Bluetooth を使用しない設定
arm_freq_min=300 # 特にCPUに負荷をかけない際の、最小クロックを300MHzに落とす。
arm_freq=700 # CPUに負荷をかける際の最大クロックを700MHzに落とす。
# raspbianの初期設定(?)ではクロック数は最小で600MHz、最大で1500MHz
over_voltage=-3 #CPUへの給電電圧を3ポイント下げる。
# hdmi_force_hotplug=1
# ↑はコメントアウト。ホットプラグ向こうでなく完全にオフにしたほうがいいのかも?

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